こめもめも

昆虫メインの日記です。

20230121_研究

ニホンホホビロコメツキモドキの標本写真を撮影。

比較的大きな甲虫のため、実体顕微鏡低倍率にしても1枚の写真に納まらない。

そのため分割して撮影していたものをPhotoshopを使って合体させた。

かなり久しぶりにPhotoshop 2023を使ったが、色々変更されていてかなり新しくなっていた。

月々で使用できるというのも良いし、左のツールがそれぞれどのようなことができるのか、カーソルを合わせると画像とともに説明が表示されるのが良い。

Photoshop自体が使いやすくなっていたものの、自分が操作を忘れていたこともあったので、ネットで検索しながら進めた。

そうこうしながら、最後の図を作成して原稿が完成し、早速投稿!というところで、思わぬことに気づいてしまった。。。

もう一つ調べておくべき文献がありそう。。。

 

<自分用メモ>

Photoshop 2023】

Elytraの電子アートワークの作成について に準拠して作成

http://kochugakkai.sakura.ne.jp/publication/elytra/ENS_artwork.pdf

スケールバー

上のバーの「線」の右側: 10 px

フォント: Arial, Bold, 8 pt, 強く, バーの中央に配置

20230117_研究

久しぶりに研究を再開することに。

本日は休暇を取って、実体顕微鏡のカメラで標本を撮影できるようにセッティングを行った。

自分の顕微鏡はLeica S8APOで、それにLeica MC120 HDというカメラを付けていて、そのカメラをPCに接続している。

以前は、PCにLeicaのLASというアプリを入れていたのだけど、数年前PCのOSをWindows10にした際に使用できなくなってしまっていた。

今は有料版でLAS Xというアプリがあるようだが、調べてみると無料のLAS EZというアプリがあるらしい。

Leicaの公式サイトからLAS EZ 3.4をダウンロードしてPCにインストールした。

www.leica-microsystems.com

 

インストール自体は難しくないが、最近は奇特な方(顕微鏡を扱う会社のようだが)がYouTubeにインストール方法をアップしている。

流石に日本語ではなくスペイン語だが、映像で見ることができ分かりやすい。

便利な世の中になったものである。

Instalación Software Leica LAS EZ v3.4 - Windows 10 - YouTube

 

LAS EZの操作については少し苦戦した。

なぜかインストーラーに付いているLAS EZの操作マニュアルが開けない。

PDFでインストーラーと一緒にダウンロードされていたようだったが、なぜだろうか。

仕方ないので、LAS EZ自体のヘルプを読み込んで操作方法を把握する。

しかしヘルプは英語を直訳したような日本語で書かれていて読みずらかった。

何とか理解することができたが、キャリブレーションの設定を理解するのに時間がかかった。

だいたいキャリブレーションの設定は以下のとおり(間違っていたらご教示ください)。

 

①定規又は対物ミクロメーターをステージに置いてライブ画面に表示させる。

②オプション→プリファレンス→倍率タブの順にクリック。

③名前の欄に適当に名前を入れる。(名前はズームノブの倍率を入れると分かりやすい。「z_1x」等)。

④ライブ画面に表示されている範囲で、定規の場合だと、例えば1 cmとか2 cmとか測りたい長さを決めて、倍率タブの長さの欄をダブルクリックし、数値を1とか2とか入力。

⑤倍率タブの単位を選択して、cm等に設定。

⑥ライブ画面に表示されているスケールバーの両端をドラッグして動かし、ライブ画面に表示されている定規等の目盛に合わせるようにして④及び⑤で設定した長さに調節する。(倍率の欄は勝手に数値が変わる。)

⑦OKを押すと倍率設定完了。

⑧これをズームノブの倍率ごとに繰り返し行って設定すると良い。

 

上記の倍率設定が済んで実際に撮影する際は、以下のとおり。

 

画像を取り込む前にワークフローバーの「取り込み」タブの「露光の調整」の「較正」にチェックを入れておく。

そうすると、「画像の取得」ボタンを押した後に、③で設定した名前の一覧が表示され、選択できるようになる。

例えば、ズームノブの倍率が1.0倍で、設定した名前が「z_1x」の場合、「z_1x」にチェックを入れておくと、画像が取り込まれた際に、ワークフローバーの「プロセス」タブの「注釈」タブのプルグラムコントロールの「表示」にチェックを入れると、設定した倍率の基準に従ってスケールバーが表示できるようになる。

 

おそらくこれで合っているだろう。

 

その他、画像の出力設定で、出力先はクラウド上にはしない方が良さそうだった。

自分はDropboxを使用しているが、画像の出力先をDropboxにすると保存が上手く行く時と行かない時があり、不安定だった。

そこでPCのCドライブに適当なフォルダを作成し、そこに出力(保存)されるようにした。

お行儀は悪いがこれが確実だろう。

 

<自分用メモ>

【LAS LAS EZ v3.4】

露光: 12.7 (or 11.9)

ゲイン値: 1.2 x

ガンマ: 1.00

彩度: 100.00

取り込みフォーマット: 1824 x 1368

ライブフォーマット: 1024 x 768

シェーディング: なし

シャープニング: ロー

ビット階調: 16-Bit

フォーマット: Tiff

 

【トレーシングペーパー】

高さ7 cm × 幅12.8 cm

高さ7 cm × 幅16 cm